そんなお店が名古屋にもあるらしい。
知り合いに連れて行ってもらった。
住宅街の中にあり、看板も何も出ていない。
こりゃ一見も何も、紹介がなくちゃお店にたどり着くことが出来ない。
お店選びから予約から全部アレンジしてくれた知人に感謝。
どうもありがとうございました。
ドアを開けると、壁がドーン。
えーと・・・ドアを開けたんですけど・・・壁ですか??
忍者屋敷のようだ。
その壁をエイヤッ!と押すと、うなぎの寝床のような空間が開ける。
店内はカウンターのみ。
足元には湯たんぽが置いてあって、冷えないよう配慮が。
こういうのって良いんじゃなーい?
そしてお品書きに金額表示なし。
ウヘェ、怖いよう。
この中から適当に作ってもらい、日本酒と共に舌鼓を打つ。
うん、ここ渋くて良いね。
そんでもって美味すぃねー!
「寒干し大根と揚げと芹の煮びたし」なんて出てきちゃったら、
大将ににじり寄ってレシピを訊いてしまうよ?
いや、そんな気軽に作り方を訊いちゃうなんて無礼者!と思われるかもしれんが。
だって自宅にあるんだもの。
飛騨に行った際、寒干し大根買っちゃったんだもん。
使い方もわからず、見た目の雰囲気だけで買っちゃったんだもん。
「ヘイ、大将。
この寒干し大根なのですが、実は自宅にもあるのです。
ただ問題は、扱い方も分からないのに勢いだけで買ってしまったことです。
このままでは寒干し大根が忍びなく、ここは無礼を承知でお尋ねいたします。
これはどのように調理したらよろしいのでしょうか。ははあ(平伏)」
すると大将は、思ったよりも気さくにお答えくださった。
「うむ。
ぬるま湯で戻し、ぎゅーっと水けをよく切ってから炊くとよかろう」
へへぇ、ありがとうございますだ。
〆に選んだのは大根蕎麦。
これがもう。びっくりするくらい美味しかった。
大根おろしが乗っているのではなく、千切り大根が蕎麦のように入っているのだ。
蕎麦:大根=7:3の割合だそう。
気になるお会計は・・・ムフフ。
秘密でござる。
料理の写真は無粋に思われ、最後まで撮らずじまい。
こういうところは、これでいいのだ。